東武トップツアーズ協定旅館ホテル連盟(旅ホ連、金谷譲児会長〈鬼怒川温泉ホテル〉)と同社協定運輸観光施設連盟(運観連、小野寺仁会長〈平泉レストハウス〉)は3月23日、東武ホテルレバント(東京都墨田区)でそれぞれ通常総会を開催した。23、24年度本部役員改選では両会長が再任され、2023年度事業計画を承認した。リアルでの総会開催は2019年以来4年ぶり。各会員のほか、百木田康二社長、脇坂克也副社長ら同社役員も出席した。
百木田社長
旅ホ連の金谷会長は冒頭あいさつで宿泊業界が直面している人手不足や物価の高騰について言及。「人件費やエネルギーなどの諸コストが上がっている。日本の旅館・ホテル業は海外比ではまだまだ料金が安い。各位と話し合いながら単価アップについて努力していきたい」と語った。
金谷会長
運観連の小野寺会長はあいさつで「アフターコロナに向け、皆さまと国内旅行、特に団体旅行の復活に注力していきたい」と宣言。「各支部と連携して運観連の活動を本格的に再始動させていきたい」と意気込みを語った。
小野寺会長
両連盟の連携事業などを推進
23年度本部事業計画に関して両者が口をそろえたのは「旅ホ連・運観連の連携による事業の推進」。その一環として、支部事業の活性化を目的として支部起案(プレゼン)の場を設定し、事業提案を受けて順位を決定し、本部が助成を行う「強者(ツアモン)」事業を実施する。全国で入場料や食事、乗り物などの割引や特典を受けられる同社の「トクトククーポン」の利用拡大を図るD2C事業等の販売促進事業、同社が強みとする教育旅行の拡販事業、顧客紹介運動なども継続し、両者に本社を加え3者一体で各本部事業を推進していく。
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